自己出版をしたいと思っている人の中には、電子書籍と紙の書籍とどちらがいいのか?とか、PODで紙の本を一冊から出版できるみたいだけど、どの会社を選んだらいいんだろう?とか悩んでいる方も多いと思います。
PODの出版を目指すにあたり、取次店を決める必要があるのですが、その際必ず出てくる疑問が「ISBN」ってなに?それ必要?ということです。
私自身も疑問に思っていた部分だったので、今回は詳しく調べてみました。
私の結論としてはPOD出版では「ISBNは必要ない」です。
その理由を詳しく解説していきます。
Contents
ISBNってどういう時に必要なの?
そもそもISBNとは「世界共通ので書籍を管理する番号」のことです。
この番号があればどこでもその書籍を特定することができるというわけです。
さらに、日本では「日本図書コード」と「JANコード」も使われ、国内での流通を円滑に回せるようになっています。
書店で流通する、または、図書館などに寄贈する書籍にはこの番号を付けるのが一般的です。
ISBNは自分で作れる?
出版社を通して販売する場合はこの辺のことは全てお任せできるでしょうが、自己出版ではそはいきません。
もし、ISBNを付けたいと思った場合は自分で取得するか、そういったサービスがある取次店を選ぶことになります。
自分で取得する場合、一冊の場合、約8,000円ほどかかるようですが、日本図書コード管理センターで申請できます。出版社名や住所も記載する必要があり、それらはサイトにて公開されます。
(書店で流通させる場合には「日本図書コード」と「JANコード」も取得する必要があり、JANコードの費用は10,000円で3年更新だそうです。)
お気付きの通り、この時点で個人での取得にはかなりハードルが高いことがわかりますね。
ISBNが欲しい場合には取次店でお願いするのが良さそうです。
プリント本にISBNが付いてなくても販売できる?
一般的にPOD出版をする場合にはISBNは必要ありません。なくても販売できるということです。
注文が入ってから一冊づつ印刷して販売するPOD出版の場合、店頭に並ぶわけではないですよね。その本が流通するのは「一般的な書店」ではなく「ネット書店」です。
先ほどご説明した通り、ISBNは書店や図書館などで本を管理するための番号なので、「ネット書店」では必要ないのです。
POD出版でもISBNが付いてる方がいいんじゃない?
POD出版の取次店では『ISBNがあれば書店で取り寄せもできる』と謳っている会社もありますが、ネットで売っているプリント本をわざわざ書店で取り寄せる人がどれくらいいるのだろう??と疑問に思ってしまいます。
ネットで本を探しているなら、ネットで買うのではないでしょうか。
つまり、ISBNを付ける”意味”は以下になります。
- 書店で取り寄せする人のため
- 図書館に寄贈するときのため
この2つに必要性を感じるのあれば取得した方がいいかもしれませんね。
ちなみに、Amazonのキンドルダイレクトパブリッシングのヘルプページを見ると、「Kindle著者はISBNを無料で取得できる」や「ISBNを割引価格で購入できる」などの記載がありますが、問い合わせたところ日本では対応していないとのことでした。
結論:POD出版でISBNが必要ない5つの理由
- ISBNは一般的な書店で流通されるのに必要な番号
- なくてもネット書店で販売できる
- 住所の公開など個人が取得するにはハードルが高い
- ネット販売の本を書店で取り寄せる人はほとんどいない
- 図書館に寄贈する可能性は低い
以上がPODで紙の本を自己出版するのにISBNが必要ないたった5つの理由です。
ただ、著者の中には「世界に1つしかない番号がつく」ということに価値を見出している方もいるようなので、全員が必要ないと感じている訳ではないようですね。
この記事はあくまで私の考え方です。
参考になれば幸いです。
在宅ワークやリモートワークができる職業を探していませんか?
こんにちは!複業ノマドワーカーのたいらです。
コロナウィルスの影響で世の中は大きく変化しました。自分の生活スタイルや働き方を考え直している方も多いのではないでしょうか。
働く場所や住む場所を限定されない生活をしているわたしは、これまでリモートワークができる職業をたくさんしてきました。
その経験をもとに、同じ職業で活躍されている女性の方々のリアルな声を集めてKindle本を出版しました!
これから在宅ワークやリモートワークができる職業を目指している方のお役に立てる内容になっています!
ぜひチェックしてみてくださいね!
Kindle本一覧はこちら