電子書籍を出版したいと思った時、どこで販売するのかというのは大きな選択の1つですよね。
基本的には大手2社、Amazonか楽天になると思います。
先に言ってしまうと、著者目線でどちらで販売するのがいいか検討してみた結果「結局Amazon!」という記事なのですが、そもそも購入してくださるのはユーザーの方々。
自分の本の読者がどちらの媒体を多く利用しているのか知るためにも、両方で販売してみて調査するのが一番いいのではと思っています。
そちらを踏まえて、検討工程を読んでいただけると嬉しいです。
Contents
著者目線のAmazonキンドルと楽天koboの比較表
Amazonキンドル | 楽天kobo | |
シェア | No.1 | No.2 |
ジャンル | 幅広い | 漫画のタイトルが圧倒的 |
レビュー | 多い | 少ない |
出版時の登録方法 | 記入欄が多い | 簡単 |
入稿データ | Word (DOC) HTML ePub |
ePub |
データ作成補助ツール | あり | なし |
キャンペーン | 無料キャンペーン | キャンペーンなし |
最低価格 | 99円 | 0円 |
読み放題 | Kindle Unlimited(200万冊以上) | 楽天マガジン(雑誌500冊以上) |
ロイヤリティー | 35%(99円~298円まで) 70%(299円~) |
45%(80円~298円まで) 70%(299円~100,000円) |
入金 | 毎月 |
売り上げが1万円を超えた場合のみ
|
Q&A | 多い | 少ない |
カスタマーサポート | あり | あり |
シェアとジャンル
シェアに関しては圧倒的にAmazonの勝ちですよね。ここ最近ではAmazonを使ってない人はあまりいないかと思います。
反対に楽天を使っていないとい人はちらほら見かけますよね。私もここ最近までは使っていませんでした。
ただ、楽天ユーザーから見ると電子書籍に関しても楽天koboを使う方がお得が多いので、どちらをよく使っているかによって、Amazonキンドルか楽天koboを選んでいるようです。
また、販売しているジャンルついても少し違いがあります。
Amazonキンドルは幅広いジャンルを網羅しているのに対し、楽天koboは漫画のタイトルや雑誌が圧倒的に多いです。
トップページを開いてもランキングは雑誌と漫画が独占しています。
自己出版しようとする私たちが、雑誌を販売することはあまりないと思うのですが、漫画を販売したいとお考えの方なら楽天koboが有利かもしれません。
レビューについて
レビューに関しては、電子書籍に限らず両サイトで大きな違いがあります。
通常の買い物をしていても分かるように、Amazonでは多くのレビューがあるのに対し、楽天ではレビューが付いている商品がとても少ないです。
書籍も同じなのですが、ユーザーからするとレビューが付いている方が購入意欲を刺激されやすいと思いませんか?買い物する時って必ずレビュー読みますよね。
この点からするとAmazonは有利かなと思います。
その代わり、著者からするとレビューは脅威ですよね。いいレビューが付けば購入者も増えますが、悪いレビューが付けば・・・ということです。
ただ、意見が多く寄せられるということは、次に活かせると言うことなので、悲観的にならずアップデートしていけばいいのです。
話がずれましたが、ユーザーからするとレビューが多いAmazonが有利だという話です。
出版時の登録方法とデータ作成ツール
出版する際の手間のことですが、楽天koboは入力項目が少なくすごく簡単です。
いつもAmazonキンドルで出版している私からすると、「えっ?これだけ?」という感じであっという間に出版できます。
ただ、キンドルもすごく大変かと言われるとそうでもなくて、カテゴリーやキーワードなどこれってどうしたらいいのかなぁってなる場所があるだけです。
これは、検索でちゃんと引っかかるようにするためなので、実は重要な項目でもあります。
また、データ作成に関してキンドルでは無料ツールが用意されているのでとても簡単に作成することができまが、楽天koboではそういったツールがないのでepubファイルを自力で作成する必要があります。
固定レイアウトで作成したい方にとってはちょっと面倒かもしれませんね。
キャンペーンと最低販売価格
Amazonキンドルの場合はKDPセレクトに登録すると期間限定無料キャンペーンを行うことができます。限定にすることで販売意欲を促進し認知度を高める効果があります。
楽天koboではこのようなキャンペーンはありませんが、そもそも販売価格を0円にすることが可能です。(キンドルでの最低販売価格は99円)
自分の本をとにかくたくさんの人に読んでもらたい、ロイヤリティーはいらないという方は楽天で0円出版できるのはとってもメリットになりますね。
また、楽天koboで0円出版している書籍はAmazonでも0円で出版できるようになったので、こちらも合わせて利用すると効果絶大です。
読み放題
アマゾンのKindle Unlimitedは200万冊以上が読み放題です。
また、キャンペーンと同じようにKDPセレクトに登録すると自分の本が自動的にKindle Unlimitedに登録され、そこで読まれたページ分のロイヤリティーも受け取ることができます。
楽天の楽天マガジンは500冊以上の雑誌が読み放題です。こちらは雑誌だけなんですね。さらに本の数にも大きな差があります。
これも、ユーザーがAmazonを選ぶ理由になっているかもしれませんね。
ロイヤリティーと入金
アマゾンではKDPセレクトに登録し、価格を299円以上に設定することで70%のロイヤリティーを受け取ることができますが、楽天ではそういった縛りがなく、価格を299円以上に設定するだけど70%のロイヤリティーを受け取れます。
さらに、80円~298円までの価格設定でも45%受け取ることができます。アマゾンでこの価格帯だと35%のロイヤリティーです。
また、アマゾンでは毎月入金があるのに対し、楽天では1万円を超えるまで入金されません。
Q&Aとカスタマーサポート
アマゾンでは多くのQ&Aが記載されているのに対し、楽天koboのQ&Aはとても少ないです。何か問題があればすぐにカスタマーサポートに連絡することをおすすめします。
ちなみに、どちらも1日程度で丁寧な回答がくるので不便はありません。
やっぱりAmazonキンドル!
やっぱりAmazonキンドルで出版がおすすめ!
シェアNo.1ということもあり、SEOにも強く、検索して上位表示される可能性も高いです。(私の出版している「チェンマイのガイドブック旅のしおり」は”チェンマイ””ガイドブック”で検索すると上位に出てきます。)
実際に私がAmazonで販売していて不便に思うのは、KDPセレクトに登録していると他の媒体で販売できないという所なのですが、KDPセレクトを解除してまで楽天で販売するメリットを感じません。
しかし、実際に購入するのはユーザーの方々です。自分の本がどちらの媒体に向いているか調べるためにも、KDPセレクトを解除して両方で販売してみる実験を試しても面白いかもですね!
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